2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

Me'mento-Mori

「死」ということを、私は幼いなりに考えた事がある。「死」という状況と「死ぬな」という規範・まなざしの板ばさみとなって「死」を選ぼうとしたことがある。「死」という可能性は日常の中に、「死ぬな」という言葉は私の内側にあり、その矛盾が、「現実」…

二次元と三次元

二次元と三次元が存在する。 二次元にとっての三次元空間は存在する。 三次元を表象する場合、二次元へと押し込め圧縮されてしまう。 三次元同士の三次元表象は二次元の重なりではなく、「仮定三次元」と呼べるものによって表象可能としている(仮説)。 二…

時間の遡行「モモ」

モモ (岩波少年文庫(127))作者: ミヒャエル・エンデ,大島かおり出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2005/06/16メディア: 新書購入: 41人 クリック: 434回この商品を含むブログ (299件) を見るミヒャル・エンデの「モモ」という作品は、今も持っている。読書な…

断絶のモルタルと空

私はあの講演で自閉症を理解しようという人・日常自閉症者と接している人との間にさえまだとてつもない大きな壁があることを知り、悲しみと怒りを感じるとともに、私が母にどれほど多大な期待と要求をしていたかを改めて知りました。 先生が言われた、自閉症…

悩みと痛み

現実世界においても「持っている側」の人間は、「持っていない側」の人間を馬鹿にしていないケースが多い。 http://d.hatena.ne.jp/umikaze/20070519/p2 「持っている側」というイメージ喚起は、「血の滲むような努力を行い/行なわず、”持っている”状態とな…

まなざしの余剰

まず「視線」「まなざし」というものがどういったものなのかを定義したいと思います。ここでは「他者から何かを自分の中に見出して”探られている”感覚」と言い換える事が出来ます。また、「そうした感覚を与える発言、発話」によって、それらは実体化されま…

低気圧と頭痛

天気がよいと気分が良く、やる気も出ます。逆に、雨の日はしょんぼりし、動くのもおっくうです。このような誰でも経験するあたりまえのことが、病気とも関係してくるのです。天気がよいということは、その地域が高気圧になっていることです。高気圧は空気が…

kmizusawaさんの日記閉鎖について

http://d.hatena.ne.jp/kmizusawa/20070512/p1 kmizusawaさんお疲れ様でした。短い間かもしれませんが、blogをはじめてから、私はkmizusawaさんのサイトを拝見していて、いつのまにかkmizusawaさんが私のサイトを見に来てくれていて、またコメントも残してく…

強さと弱さ

私は「弱さ」というものを「現象」と捉えている。「強さ」も「弱さ」という言葉そのものは相対的な価値で捉えられ、また現象は流動的であり、時間と共に、濃くも薄くもなる。 もし「強さ」というものがあると仮定するならば、一瞬としての「強さ」と、ある程…

カラ定義

fuuuuuuunさんのいうカラというものについて考えて、仮説のようなものをたててみた。 カラとは「他者に沈み込んだがを逆に見ることによって、が分岐した他者に沈み込んだの思考と一体化し、同化し、その結果として表出した行為の連続性」だと考えています。 …

事実として

私もそうです。軽々しくそういってはいけないかもしれないけど。 いつも思うけれど、カラ、自分がないということをネガティブな文脈ではなく事実として書ける人に私ははじめて出会いました。多分、いつも私はそこを「ただ事実として」掬い取ってもらいたかっ…

共有感覚 / 反撥 - 受容 / 異化 - 同化

立場とアイデンティティの続き。 共有感覚と視野 灰色の点が、観察の「個」で、円は「共有感覚」、そこから伸びる線は、フィールドを見渡せる視野がどれだけあるか、というのに対して、遠近を用いて表しています。 「共有感覚」というのは「何かを以て、感覚…

言葉の錘

女同士で「女ってこうだよね」と笑いながらする会話。冗談と本音とないまぜになったような。 http://d.hatena.ne.jp/fuuuuuuun/20070503/p1 そうしたことはよくある。逆にそうなのかな、と聞いてしまうことが相手にとって不安を刺激するとわかってからは、首…

帰属意識という意識状態ってなんだろう

http://d.hatena.ne.jp/fuuuuuuun/20070501/p2 fuuuuuuunさんのエントリで、帰属意識ってそういえばどういうものなんだろうと思いました。 集団やコミュニティに存在していると私は感じた事がなく、学校の学級でもラベルに過ぎない、ということしか感じられ…

「傷つける可能性」への言及

http://d.hatena.ne.jp/kmizusawa/20070502/p2 kmizusawaさんと同じように、私も、そうした「傷つける可能性」というものに対して考えることがあり、それに対して自分自身怖くなることがあります。Webでは、仮に読者の性質に若干偏りがあるとしても「不特定…