2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

心と体

周囲から責められると、その世界全てが自分を責めているように感じられる、という状態だった頃がある。今でも、そうした兆候はあるものの、他者認識が出来る前の私は、「自己完結」した自己によって、他者が「わからない」から自分の中で他者の評価を勝手に…

感情抑制

私は、全ての原因に”「感情」が抑えられなければならない”という状態が原因なんじゃないか、と思う。 「感情をおさえる」というのは凄く難しい――というよりも不可能だろうと思える。「蔑視」にしても、感情を流出させまいと抑えている人達専用の「感情の捌け…

全体概念と類推

「みんながんばっているんだよ」 このような共感を求める言葉は、何故か「私」の認知では「死ね」になるらしい。困ったものだ。この認知を緩和する為にも、自己認知療法だけではいけない、自己催眠を行い、自己の理解を深めないとだめだ。 「みんながんばっ…

欲求―過去の痛み、経験の融和

私は、今も過去も、同時生起しているものと考える。過去を思い出している”私”は現在に居る。その時点で、「時計」としての過去はあっても「認識の過去」はない。もし、「歴史」というものが客観的なものとしてあるのならば、それは時間として過ぎ去った、他…

論点整理2

論点整理 - Double Lineの続きになります。 姨捨山問題と、200円の加担と間接的な加担となる行為はやはり別として、私は捉えています。捨山問題は「間接」ではなくて「直接」という重さに近いものだと思っているからです。個人が個人にたいする行為、それが…

論点整理

これまでの論点を私なりに整理しようと思います。 「間接的」な関与が殺人にあたるかどうか、という問いを問われて答えましたが、本来、議論の骨子は「当事者の問われたときの感情と、その問いは果たして問うてもよいものかどうか」であったと思います。 私…

思考と行為

ホームレスの人を助けなかった私 - G★RDIAS その答えは、自分の中で考えたい。 いじめ問題にしてもそうですが、周囲にいた、見ていただけで「加担」になるのだと思い責めている人もいるのかもしれません。 「何もしなかった」「何も出来なかった」とい…

ループループ

AさんはAさんにとって重く感じられることをBさんに対して指摘するが、BさんにとってはAさんが重く感じることはさほど重く感じられず、むしろBさんの「指摘の言葉」が重く感じられて反発し、反発されたAさんはBさんが「真面目に考えてない」「問題から逃げよ…

立場とアイデンティティ

XY軸平面上にいる人々は「立場から物事を捉える状態」、XnYn軸平面上にいる人々は「意識をどの立場に置いて感情を発露したらいいかを考え、AとBの乖離を狭めようと考えている状態」、そして、「それら立体状を網羅している状態」の三通りがあります。それぞ…

いろいろな角度から

「本当は、できるでしょう?」の原初的風景 - G★RDIASからはじまった議論を勝手ながらまとめてみます。 uumin3の日記- 道徳的詐術 http://d.hatena.ne.jp/ululun/20070410/1176166551 呪詛解除師ニーチェ −ティロリロリン♪ニーチェはシャナクを唱えた…

実存からの思索――罪、生と死

「自責としてならよいが、他人の責任を追及するような言い方はいかがなものか」という言い方が複数散見された。これは単に、「他人から責任があると言われたくないだけ」なのではないか、という感じもした。ただそのことが、暴力だという批判は承知している…

無関心なコミュニケーションにあらず

なにか回りくどいことを書いているけれど、私が思うのは、このテストの分類でいう純粋な「無関心型」は、「私は非コミュ」と自分を規定するケースが少ないんじゃないかな、ということ。 無関心突出型非コミュについて - 深く考えないで捨てるように書く、ま…

欺瞞のCANと、DOの承認

福祉倫理の論理的論考 - Double Lineでは、「環境」の不足によって行動の責任の圧迫感を感じるか、という視点に立って考えてみた。けれどよく考えてみれば、「持っていない、だからできない」という人はやはり少ないのだろうか、と考えて、もういちど考える…

「排除型社会―後期近代における犯罪・雇用・差異」

排除型社会―後期近代における犯罪・雇用・差異作者: ジョックヤング,Jock Young,青木秀男,伊藤泰郎,岸政彦,村澤真保呂出版社/メーカー: 洛北出版発売日: 2007/03メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 56回この商品を含むブログ (52件) を見るコミュニティと…

福祉倫理の論理的論考

http://www.arsvi.com/0w/ts02/2006055.htm 優生学・家族負担・尊厳死 - sugitasyunsukeの日記 姥捨山問題と僕 - モジモジ君のブログ。みたいな。 姥捨山問題をめぐって - G★RDIAS 独り言メモ - 泣きやむまで 泣くといい 姥捨て山の尾根を歩く - キリ…

帰属意識/コミュ

2007-04-08 - setofuumi製作所 - オレ理論 例えば、ある場所にコミュニティというものが「表札(私はこういった者ですよ、とかこういったカテゴリですよ、という)」に掲げられていた場合、それを見た人はまず、「カテゴリの中にいる人」という風に見る可能…

感情の増幅反撥、その受容

閉じられようとしているサイトを見て、なんだかとても悲しくなった。閉じてしまう、ということがではなくて、閉じるのをやめて欲しい、ということではなくて、「とても深い心の傷を負ったままやめてしまう」ということがとても悲しい。 何にしても言葉に対し…

戦争と実存、自由の欺瞞的楽園

実際、ぼくが赤木氏の文章から最大の危うさを感じたのは「希望は戦争」というところではなかった。高度成長期世代へのむきだしの憎悪でもない。東北地方の零細な仕立て屋の老人(奥さんはアルツハイマーで長期入院中で、医療費の支払いで年金の多くが消えて…

前を向いて歩けば、足元には何がある?

「「個」として強く生きること」と「ウェブ・リテラシーを持つこと」の関係 - My Life Between Silicon Valley and Japan 「何かの専門性」と、「好き」を共有する友達のネットワークと、そこに働きかける「営業力」 - My Life Between Silicon Valley and J…

空気と気持ち、言葉と穿ち

色々な考え方を見て、「好きなことをやれ」「正のエネルギー」の言葉のことを考えさせられた。 このメッセージを「共感」して受け取れる人は、きっと元々「好きなこと」があって「正のエネルギー」のポテンシャルが高い人なのだろうと思える。梅田氏が今どう…